長い月。

夏と呼べる暑さも過ぎて、最近は朝と夜がめっきり涼しくなってきました。
日の入りも早くなり、「秋の夜長」という言葉の意味を実感しています。
さて。
今年も残り100日を切っているという事実に驚愕しつつ、
「あれ、でもまだ9月か」なんて思ったりもするのですが。
9月を指して、我々のご先祖様は「長月」と呼んでいましたが、
その由来は先ほど書いた通り、「夜が長くなり始める月」というのが有力だそうです(諸説あります)。
では10月を指す「神無月」や、6月を指す「水無月」にはどういった由来があるのか気になりませんか?
気になりませんか。そうですか。でも語らせて下さい。
まず二つとも、字面だけ見れば「神の無い月」「水の無い月」と解釈してしまいがちですが、どうも違うようです。
というのも、ひらがながまだ開発されていなかった時代は連体詞の「~の」を「無」と書いて表していたようで、
つまり「神無月」は「神の月」、「水無月」は「水の月」と解釈するのが正しいそうです。
すると、「水の月」は「梅雨入りして水=雨が増え始める月」というのが由来だと解ります。
神無月に関しては、出雲地方は「神様が集まる」から「神の月」で、
それ以外の地方は「神様が出雲に行っていなくなる」から「神の無い月」と、
二つともの解釈が正しいようです。
もっと詳しいことが気になる人はどうぞウィキペディアを見て下さい。
秋の夜長にこんなことが気になり、読書ではなくネットサーフィンで調べたサービス係の横山がお送りしました。