最近小雨がぱらぱらと降っておりますね。
雨というとアスファルトの香りが一番に思い浮かべます。
皆様は雨と聞いて最初に何を思い浮かべますか?
雨と言えば万葉集にこんな歌がございます。
我妹子が 赤裳の裾の ひづちなむ
今日の小雨に 我れさへ濡れな
この歌は妻を思う夫の歌なのですが、
遠く離れた場所でも同じ小雨に濡れているというような情景を浮かべると、
夫の妻を思う気持ちがストレートに伝わってきますよね。
皆様も今日のような小雨の日には誰かを、何かを、
思い浮かべてはいかがですか?
憂鬱な雨ではなく、楽しい雨に変わりそうですね。

高橋より