大阪一の図書館


久しぶりに『大阪商人』のイイ話。
改修工事が進み、ドンドン整備されていく『中之島』。
そんな中、
今も昔も人々の憩いの場となっている図書館があります。




その名は
『大阪府立中ノ島図書館』
その始まりは大阪唯一の図書館
『書籍館』(しょじゃくかん)が
経営難で閉鎖されたことに始まります。
市内の人々は再開の声を上げますが、
予算がなく、なかなか受け入れられませんでした。
そんな中。
その話を聞いた『住友 吉左衛門』が、
なんと!建設費20万、
図書購入費5万の寄付を申し出たのです!!
そして、この寄付をきっかけに、
その住友家の技師『野口 孫市』(当時28歳)をはじめ、
住友家の人々を中心に建てられ
明治三十七年の今日。
『大阪府立中ノ島図書館』は誕生しました。
現在では
70万冊、三千人以上が訪れる大阪最大の図書館といわれ、
同じく中之島にある『中央公会堂』とともに、
”大阪商人”たちの遺産として今も輝いています。